水道の専門用語リスト:二次管・二次ポンプ

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収録用語

二次管
二次管(にじかん)は、水道施設において、主に家庭や建物へ水を供給するための配管システムを指します。一次管と二次管の分け方や概念は、地域や国によって異なる場合がありますが、一般的には以下のように理解されます。
●一次管(メインライン)
一次管は、主要な水道幹線や大規模な供給ラインを指します。水道局が管轄し、地域全体に水を供給する主幹道です。
●二次管(サブライン)
二次管は、一次管から分岐して建物や家庭へと水を供給する配管システムを指します。これは、一次管からの水が建物内に入るまでの部分を示します。

以下に、二次管の特徴や役割、機能について詳しく説明します。
●配管の分岐と供給
一次管からの水が建物内に入る前に、二次管によって分岐が行われます。建物や家庭ごとに、それぞれの二次管が配管され、水が供給されます。
●配管の種類
二次管は、建物内に配管される様々なタイプの配管から構成されます。一般的な材料には、銅管、PVC管、PE管などがあります。これらの管は、建物内の水道システムにおいて異なる役割を果たします。
●水の供給と制御
二次管は、水道局からの水を建物内に供給する役割を担います。これにより、建物内の各所に水が届けられ、各部屋や設備に水が利用可能となります。
●配管のメンテナンス
二次管のメンテナンスは、建物の所有者や管理者によって行われます。定期的な点検や修理が必要であり、漏水や配管の老朽化などが早期に発見されることが重要です。

二次管は、水道システムにおいて重要な役割を果たし、建物内への水の供給を担当しています。これらの配管は、適切に設計・管理されることで、効率的で安全な水の供給が確保されます。



二次ポンプ
二次ポンプは、水道システムや配水システムにおいて、一次ポンプ(主ポンプ)から送られてきた水を二次的な位置や高低差のある場所へ送水するためのポンプ装置を指します。一次ポンプが水源から取水して供給するポンプに対して、二次ポンプはそれが供給する配管や施設内でのポンプを指します。以下に二次ポンプの特徴や役割、機能について詳しく説明します。
●役割と機能
a.送水; 二次ポンプは、一次ポンプから供給される水を、建物や地域の高低差がある位置や所要地点へ効率的に送水します。
b.水圧維持; 二次ポンプは、水道システム内の一定の水圧を維持する役割を担います。これにより、適切な水圧で水を供給することができます。
c.補助機能; 二次ポンプは、非常時の補助機能を果たす場合もあります。停電時や一次ポンプの故障時に備え、水の供給を確保するために利用されます。
●設置場所
a.一次ポンプが主に水源や浄水場に設置されるのに対し、二次ポンプは主に建物内や地域のポンプ室、配水施設、地下貯水槽などに設置されます。
b.二次ポンプは、建物内の高層階への水の送水や、地域の低い位置から高い位置への送水などに利用されます。
●種類
a.インラインポンプ; 配管の直線上に配置され、直線的な流れを形成するポンプです。
b.エンド吸込ポンプ; 吸込口が一方向に向いているタイプのポンプで、特に配管内に取り付けられます。
●制御システム
二次ポンプは、制御システムによって適切なタイミングで運転・停止が制御されます。水道の需要に応じて自動的に運転されることが一般的です。

二次ポンプは、効率的な水道システムの運用や水の適切な供給に不可欠な要素です。水道インフラの一部として、水の送水や水圧維持に寄与し、安定した水の供給を確保する役割を果たします。



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