水道の専門用語リスト:レジューサー・冷却水処理

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収録用語

レジューサー
「レジューサー」は、水道工事や配管工事などで使用される器具や設備の一種であり、配管内の流体の圧力を調整するために使用されます。正確には「レジューサー」は「減圧弁」や「圧力低減装置」を指すことがあります。以下にレジューサーに関連する詳細な説明を提供します。
●目的
a.レジューサーの主な目的は、配管内の流体の圧力を制御・調整することです。
b.圧力を低減させることで、流体が適切な速度で配管を流れることが可能になり、システム全体の安定性や効率を高めます。
●動作原理
a.レジューサーは、流体が通過する際に通過する領域を制限することによって、圧力を低下させる原理を利用します。
b.一般的に、流体がレジューサーを通過するときに、通過領域が狭くなることで流速が増加し、圧力が低下します。
●種類
a.可変レジューサー; 開度を調整することで、流体の圧力を制御します。調整可能なバルブや弁を備えています。
b.固定レジューサー; 一定の開度で圧力を低減させるもので、特定の開度で動作するバルブや弁を使用します。
●適用
a.給水システム; 圧力のコントロールが必要な給水システムにおいて、レジューサーが利用されます。
b.減圧弁箱; 圧力が高い地域から低い地域に水を送る場合、減圧弁箱内でレジューサーが使用されます。
●利点
a.圧力制御; 配管内の流体の圧力を適切に制御することができ、システム全体の安定性を保ちます。
b.流体の効率的な利用; 適切な圧力制御により、流体が効率的に利用されます。

レジューサーは、水道システムや配管システムにおいて重要な役割を果たす装置であり、流体の適切な制御や効率的な配管システムの構築に不可欠です。



冷却水処理
冷却水処理は、冷却システムにおける水の品質を維持し、冷却効率を最適化するためのプロセスです。冷却水は産業プロセスや建築物、電力発電所、製造業などで広く使用され、これらのシステムで効率的に機能するためには適切な水の品質が重要です。以下に冷却水処理の主な目的、プロセス、および利点について詳しく説明します。
●目的
a.熱伝達の最適化 冷却水の品質を適切に管理することで、熱伝達率が向上し、冷却効率が最適化されます。
b.システム保護 不純物やスケール、腐食物質などを除去することで、冷却システムの損傷や劣化を防ぎます。
c.コスト削減 冷却水を効率的に処理することで、エネルギー効率が向上し、運転コストが削減されます。
●処理プロセス
a.ろ過; 冷却水中の異物や不純物をろ過して除去します。
b.除菌; 冷却水内の微生物や細菌を除去するために殺菌処理が行われます。
c.軟化; 冷却水中の硬水中の鉱物を除去して、スケールの発生を抑制します。
d.腐食防止; 腐食を防止するための添加剤を投入します。
e.スケール制御; スケールの発生を抑制するための添加剤を投入します。
●利点
a.効率向上; 冷却水の品質を最適化することで、冷却効率が向上し、エネルギーの効率的な利用が可能になります。
b.設備保護; 冷却システムの長寿命化と保護が実現され、メンテナンスコストが削減されます。
c.環境への配慮; 冷却水処理により、環境への悪影響を最小限に抑えます。

冷却水処理は、冷却システムが効率的に機能し、設備が保護されるために非常に重要です。定期的な水質管理と適切な処理プロセスの導入は、システムの効率性と持続可能性を向上させるのに役立ちます。



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