水道の専門用語リスト:シールド工事・取水施設

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シールド工事
「シールド工事」は、トンネルや地下空間を掘削する際に用いられる土木工事の一種であり、主に地下のパイプやトンネル、地下鉄、排水管、ケーブルなどの設置のために行われます。以下に、シールド工事について詳しく説明します。
●目的
シールド工事の主な目的は、地下に埋設する構造物や管路を設置するために、地下の土砂や岩盤を掘削し、安定したトンネルや地下空間を作成することです。
●動作原理
シールド工事では、トンネル掘削機(シールドマシン)を使用して、地下を掘削します。この機械は、前方に掘削面を持つシールドを使い、同時に地盤の支持や安定を確保します。
●工程
a.掘削; 地下を掘削し、トンネルや管路を作成します。シールドマシンは、掘削面を支えながら前進します。
b.地盤の支持; 掘削面を支えるために、鋼製の支柱やセグメントなどを設置します。
c.地盤の処理; 掘削中に出てくる土砂や岩石は、適切に処理されます。
d.施設の設置; 掘削が進むにつれて、必要なパイプや管路、ケーブルなどが設置されます。
●利点
a.シールド工事は、地下空間を掘削する際に安全かつ効率的な方法を提供します。
b.道路や建物など地上の交通や構造物に影響を与えずに、地下に施設を設置できる利点があります。
●適用
シールド工事は、地下鉄、鉄道、道路、水道、排水管、電力ケーブル、通信ケーブル、トンネル、地下施設などの設置や修理に広く適用されます。

シールド工事は、地下施設の整備や設置において重要な役割を果たす技術であり、効率的な掘削と安全な作業環境の確保が求められます。



取水施設
取水施設は、水源から水を取り入れ、処理・配布するための施設や設備の総称です。これは、飲料水、産業用水、農業用水など、さまざまな目的で水を取り入れるために使われます。取水施設は地域の水道インフラの一部であり、水の安定的な供給と品質管理を保証する重要な要素です。主な取水施設とその機能について以下に説明します。
●浄水場
・水源から取得した水を浄化し、飲料水や産業用水として利用可能な状態にする施設です。
・浄水プロセスには、ろ過、消毒、脱塩などの工程が含まれます。
●ポンプ施設
・地下水や河川、湖、貯水池などの水源から水を引き上げるためのポンプが設置された施設です。
・高低差がある地域では、ポンプを利用して水を上げて配布施設に送ります。
●貯水施設
・水を一定量貯蔵・保管するための貯水槽や貯水池が含まれます。
・水の需要が一定でない時や緊急時に備え、一定量の水を確保します。
●取水塔
河川や湖などから取水する際に、取水口やポンプを設置するための塔や構造物です。
●水道管
取水施設から各家庭や施設に向けて水を配布するための配水管が含まれます。
●水質検査施設
取水した水の品質を定期的に検査・評価する施設で、安全な水を供給するための重要な役割を担います。

これらの取水施設は、地域の水道システムや衛生状態を維持し、安全で十分な水を市民や産業に提供するために欠かせないものです。



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